こんにちは
初心者の方は、今勉強中だと思いますが、FXで勝つためにはテクニカル分析をしなければいけません。
分析に使う用語を知らなければ、分析できませんし、勝つことは不可能です。
今回は、テクニカル分析に使う用語を一気に説明していきます。
基本的用語が分からない方はコチラを参照して下さい。
ローソク足って何?
ローソク足とは、指定した時間内で、どのように動いたか示してくれるものです。
自分が指定した時間内の以下の情報が見れる
・始値
・高値
・安値
・終値
ローソク足には、自分で指定した時間によって呼び方が違います。
自分が時間軸を
5分に設定したら、5分足
15分に設定したら、15分足
1時間に設定したら、1時間足
1日に設定したら、日足 と呼びます。
上図を見て下さい。
長方形の部分が、実体と言って、自分が指定した時間足の始値と終値を示している部分です。
実態から上に出ている線は「上ヒゲ」と言います。
自分が設定した時間足の中で最も高い値段を記録した位置になります。実態から下に出ている線は「下ヒゲ」と言います。
自分が設定した時間足の中で最も安い値段を記録した位置になります。
ローソク足には2種類あります。
陽線と陰線と呼ばれる2つです。
陽線と陰線の違いについて話します。
陽線
始値よりも終値が高い価格になったローソク足。陰線
始値よりも終値が安い価格になったローソク足。
これだけだと、なかなかイメージしづらいと思いますので、下図を見て下さい。
これが、陽線、陰線の動き方になっています。
陽線、陰線が分からないと話にならないので、是非覚えて下さい。
トレンドって何?
トレンドとは、相場が一定方向に進んでいる状態を言います。
ジグザグしながら、上向きに進んでいるなら「上昇トレンド」
ジグザグしながら、下向きに進んでいるなら「下降トレンド」
そのトレンドを浮き彫りにするのが、「トレンドライン」と言うものです。
トレンドラインって何?
トレンドラインとは、トレンド発生している相場の高値、もしくは安値を結んだものです。
こんな感じです。
上昇トレンドラインは、右肩上がりのローソク足の安値を数本線で繋いだものです。
いわゆる、「底」にあたる部分になります。
この上昇トレンドラインは、基本的に反発しやすいポイントになります。
しかし、一度下抜ければ下降に転じやすいです。
そう言った目安として使われています。
下降トレンドラインは、右肩下がりのローソク足の高値を数本線で繋いだものです。
いわゆる、「天井」にあたる部分になります。
この下降トレンドラインは、基本的に反発しやすいポイントになります。
しかし、一度上抜ければ上昇に転じやすいです。
そう言った目安として使われています。
サポート・レジスタンスって何?
サポートと、レジスタンスは価格抵抗帯のことを言います。
簡単に言うと、よく反発するポイントに引く線のことです。
レジスタンスラインと、サポートラインは上に抵抗があるか、下に抵抗があるかで名前が変わっているだけなので、セットで覚えるといいと思います。
では、見ていきましょう。
サポートラインって何?
サポートラインとは、下値抵抗線を意味します。
相場が、その価格よりも下がりづらくなっている価格帯を指します。
初心者は、まず反発しやすいサポートラインを見つけることが勝利への第一歩かなと思います。
レジスタンスラインって何?
レジスタンスラインとは、上値抵抗線を意味します
相場が、その価格より上がりづらくなっている価格帯を指します。
初心者は、まず反発しやすいレジスタンスを見つけることが勝利への第一歩かなと思います。
サポートライン、レジスタンスラインを詳しく説
上昇トレンドのように安値を切り上げている時に、安値を結んだ部分をサポートラインと言います
逆に高値を切り下げて高値更新できない下降トレンドでは、上値を結んだ線をレジスタンスラインと言います
レンジのように高値も更新しない安値も更新しないと言った場合でも、上値抵抗線がレジスタンス、下値抵抗線がサポートという認識でOKです。
注意点なのですが、価格の動きは必ずしもサポートやレジスタンス(以下サポレジ)で止まるとは限りません。
反発しやすいからと言って、安易に逆張り(下がってきたら買い、上がってきたら売り)はやめましょう。
ブレイクダウンとブレイクアップ
サポレジは、永久に反発する訳ではなくて、必ず抜ける時はきます。
サポレジを上に抜けることを「ブレイクアップ」
サポレジを下に抜けることを「ブレイクダウン」と言います。
総じて「ブレイク」とだけ呼ぶことが多いですが、FX初心者の方は正式名称を覚えておくと良いと思います。
トレンド発生時の、レジスタンスのブレイク、
トレンド発生時の、サポートのブレイクは下図の通りです。
レンジでも同じで、レジスタンスをブレイクすることを「ブレイクアップ」、サポートをブレイクすること「ブレイクダウン」と言います。
こんな感じ。
レンジって何?
レンジ相場っていうのは、価格が右肩上がりでもなく右肩下がりでもない横這いの状態を言います。
レンジは、取引量がすごく少ない場合か、上がると思っている人と下がると思っている人の注文数が釣り合っている場合にのみ発生します。
レンジ相場の特徴
1:一定時間上がったり下がったりする
2:レンジブレイクで一気に価格が動く
この2つが特徴と言えます。
しばらく上昇下降を繰り返すという事は、注文が釣り合っているので自然な事です。
レンジとは、相場が本来あるべき姿です。
しかし、注文が不釣合いになれば今まで「買いの力=売りの力」が「買いの力 〉売りの力」になるので価格がブレイクした方向へ一気に動きます。
FX初心者の方は、テクニカル分析を覚える前に、なぜレンジになるのか、なぜトレンドが発生するのか、原理原則について理解しましょう。
特徴1「一定時間上がったり下がったりする」
先ほど話した通り、レンジ相場になるってことは、売り手と買い手の力が均衡しているからです。
レンジをブレイクするまで、大きな値動きをすることはなく、レンジが続く期間にも特に決まった時間はありません。
特徴2「レンジブレイクで一気に価格が動く」
強いレジスタンスや、強いサポートの間をウロウロしていた価格もブレイクしたら一方向への動きが強まります。
しかし、様々なだましがありますので次のようなことを見極めなければいけません。
1、ブレを理解すること
2、機関投資家の意図的な騙しを理解すること
コツ1、ブレを把握すること
少しブレイクしたように見えてもライン際での注文が増え、少しブレイクしただけの可能性があります。
必ずしも、レジスタンスラインやサポートラインが絶対に効くというわけではないです。
コツ2
機関投資家による意図的な騙しに注意すること。
機関投資家は、膨大な資金力で一般投資家を負かせにきます。
例えば、レンジを上にブレイクさせたと見せかけてエントリーをさせ逆にブレイクさせたりなどです
基本的にこういった相場の世界っていうのは負ける人がいなければ、勝つ人はいないゼロサムの世界です。
なので、こういった騙しを意図的にやってきます。
ブレイクをしたら打つと考えているトレーダーは非常に多いですが安易なブレイクエントリーは非常に危険な行為です。
特にFX初心者の方は気をつけるようにしましょう。
騙しでもかなり負けるトレーダーは多いので、初心者がFXで勝つためには、ブレイクしても冷静に一旦見てからエントリーするようにしましょう。
市場時間って何?
FXは基本的に、為替レートが動く平日には24時間売買することができます。
しかし、FXで初心者が勝つためには市場時間を気にすることが一番大事だと思います。
FXは平日なら24時間取引することができます。
FXというのは、取引量が増えればスプレッドも狭くなって、価格も動くので利益が非常に出しやすくなります。
ですが、各国の証券会社が開いている時間は、時差等もありますのでバラバラです。
なので、今回は世界の主要都市の東京、ロンドン、ニューヨークの証券会社の営業時間について話します。
夏時間の市場時間
上図の時間は全て、日本時間で表記した夏時間の市場の時間です。
夏時間は、東京市場が開くのが9時です。そして15時に証券取引所は、その日の業務を終えて閉まります。
少し時間を空けて、16時半からロンドン市場が開きます。そして0時半に閉まるのですが、そのロンドン市場が閉じる前に22時半から米国市場が開きます。
そして5時に米国市場は閉じます。
冬時間の市場時間
東京市場の時間は変わらず9時から15時なのですが、ロンドン時間、米国時間共に1時間遅れて始まり1時間遅れて終わります。
なぜ、この市場時間をやっていこうと思ったかというと、実は、各市場時間には様々な特徴があるからです。
市場時間別の特徴
まず、日本時間です
日本や、シンガポールなどアジア地域に住んでいる人たちが主に取引する時間帯になります。
ゴトー日と言われる、5と0がつく日は、日本企業の決算日であることが多く、海外企業への支払いのため、ドルを買われる傾向にあります。
そのため、中値が決定される9時55分までは動きが非常に活発になると言えます。
しかし、10時過ぎになると大人しい値動きに急変することが多いです。
付け加えていうと、ゴトー日以外でもアジア圏内の連休や大型休日前には旅行用でドルが大量に買われることがしばしばあります。
次にロンドン時間です。
この時間帯は、欧州の市場が開くにつれて活発になってきますが、特に活発なのが、このロンドン市場が開いてからです。
ユーロや、ポンドなど、欧州通貨が活発的に取引されるようになります。ユーロ圏内の経済指標などが発表されると、特に値動きは活発になります。
しかし、19時から20時をすぎると、その値動きが緩むこともしばしばありますので、注意が必要です。
最後が、アメリカのニューヨーク市場です。
アメリカからの参加者も加わることで、価格の値動きはピークを迎えます。特に、ロンドン市場とアメリカ、ニューヨーク市場が重なる21時から2時ごろまでは、最も取引が活発になっていると言えます。
僕は、ここの21時から2時までの時間帯を好んで取引しています
しかし最も気をつけなければいけないのが、世界経済の中心ともいえるアメリカの要人の発言や経済指標です。
ここでは、予期せぬアクションが起こることは稀ではないです。なので、アメリカ時間で取引するということはボラティリティがあって、利益がたくさんだせるだけでなく、危険とも隣り合わせだということもしっかり頭に入れておきましょう。
初心者FXトレーダー、上級者FXトレーダーに関わらず、市場時間は気にしてトレードするようにしましょう。
ダウ理論って何?
ダウ理論とは、トレードを既に始めているFX初心者の方は聞いたことがあると思います。
FX初心者の方に向けて、分かりやすく話します。
ダウ理論は、チャールズ・ダウ氏が提唱した市場での値動きを評価するために作った理論のことです。
ダウ理論には、基本的に6つの理論で構成されています。
1:価格は全ての事象を織り込む
2:トレンドには3種類ある
3:主要トレンドは3段階からなる
4:価格は相互に確認されなければならない
5:トレンドは出来高でも確認されなければならない
6:トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する
一つずつ説明していきます。
価格は全ての事象を織り込む
これは、世界中で起こっている全ての物事を反映したのが、現在の価格。と言うことです。
僕は、重要人物の発言や、大きな金融政策の指標発表以外のファンダメンタルズ要素をあまり意識していません。
理由は、指標発表前は相応の動きをしますし、発表後も結果相応の動きをするからです。
だからと言って、FX初心者の方や、FXで勝てるようになりたい方はファンダ要素を疎かにしていいと言うわけではありませんが、現在の価格が全てであり、それ以上もそれ以下もないと言うことです。
トレンドには3種類ある
トレンドには、3種類あります。
1つ目、主要トレンド
大きく見た際に、右肩上がりなのか、右肩下がりなのかと言うモノ。2つ目、二次的調整トレンド
大きく見た流れでは、上昇トレンド場合に、一時的に発生する下降トレンドに当たるものです。3つ目、小トレンド
主要トレンド方向に発生している小さなトレンドのことです。
チャールズ・ダウ氏は、トレンドのことをこのように提唱しています。
FX初心者の方は、まずは現在発生しているトレンドは、どんなトレンドなのかを見分けれるようになるのが、勝利への第一歩かなと思います。
主要トレンドは、3段階から成る
前述した、主要トレンドには大きく分けて3つのフェーズがあることを示しています。
1段階:先行期
先行投資家が買い集めるフェーズ。2段階:追随期
プロ投資家が、先行期で発生したトレンドの起源に気付き参入してくるフェーズ。
トレンドらしい形が発生し始めます。3段階:利食い期
一般投資家が、トレンドに参入してきますが先行期・追随期で買っていた投資家が利益確定のために利食いを始めるフェーズ。
買いの決済は売りなので、ここからはトレンドが伸びずに少しずつ下落の準備に入るフェーズ。
先行期、追随期に参入した投資家は利益が出ますが、利食期に参入した投資家は損失です。
このように、FX初心者はトレンドをただのトレンドとして見ずに、このような視点を持って相場と向き合うと、自己分析が正しくできます。
自分の立ち位置を明確にしましょう。
価格は相互に確認されなければならない
例えばなんですけど、工場の景気が良くなったら鉄道関連の景気も良くなるなど
工業関連の景気が良くなれば、工業製品を運ぶ鉄道関連の景気も良くなるはずと言う考えです。
為替の世界では、日本で金融緩和になったら、ドル円では円安方向になります。(ドル円の高騰)
また、ドル円で円高になった場合ユーロ円で円高になっていなければ、円の価値が上がっただけでなく、ドルの価値が下がったことになります。
つまりユーロドルでは、ユーロ高になる傾向になりやすいと言うことです。
このように一見関係がなさそうな通貨まで確認すれば、FX初心者は値動きの傾向を見極めやすくなります。
トレンドは出来高でも確認されなければならない
トレンドが発生しているときに、出来高も上がってこなければ、そもトレンドは長続きのしない一時的なトレンドだと言うことです。
良く考えてみればわかるのですが、トレンドって言うのは、「先行期」「追随期」「利食期」この3つのフェーズから成り立っていて、これは3種類の参加者から成り立っていることを意味します。
先行期=大口投資家
追随期=上級者から中級者トレーダー
利食期=初心者トレーダー(養分)
このことから、トレンドの最中は出来高が増加することは自然なことです。
出来高が少ないトレンドに関しては、参加者が少ないためトレンドが長続きしないってことです。
トレンドの本質を見極めれれば、FX初心者でも大きな流れに乗ることが決して難しくないと思います。なので、出来高にも十分注意してトレンドを注視するようにしましょう。
トレンドは、明確な転換シグナルが発生するまで継続する
まず、これを説明する前に
・押し安値
・戻り高値
この2つを覚えなければなりません。
『押し安値』
押し安値は、直近の高値を更新する起点となった安値のことを「押し安値」と言います。
高値を更新して行く度に、押し安値は入れ替わっていきます。
『戻り高値』
戻り高値は、直近の安値を更新する起点となった高値のことを「戻り高値」と言います。
安値を更新して行く度に、戻り高値は入れ替わっていきます。
この2つを覚えたら、本題に入ります。
トレンドは、明確な転換シグナルが発生するまで継続する。
これはどう言うことかと言うと、一度発生したトレンドは何か起きない限り一生継続する。と言うものです。
しかし、トレンドは一生継続することなんか、まずあり得ません。
必ず世界情勢等で、何かあって終わっていきます。
そう言った際に発生するのが、「トレンド転換の明確なシグナル」です。
トレンド転換の明確なシグナルとは何か説明します。
上昇トレンドから下降トレンドに転換する場合、高値更新に失敗して押し安値を割った時です。
この状態になるまでは、基本的にトレンドは継続すると言う考え方です。
しかし注意しなければいけないのは、トレンドの転換シグナルではありますが、ここからいきなり下降トレンドに転換する訳では無いと言うことです。
転換の明確なシグナルが発生した後、トレンドは継続するためにいったん休憩して力を溜めるのか、それとも転換して行くのかを見極めると、FX初心者の方はダウ理論の精度が上がって行くと思います。
以上がダウ理論6つの定義でした。
取引においては、かなり大事なことなのでしっかり覚えましょう。
エリオット波動って何?
エリオット波動理論とは、相場は5つの上昇波と、3つの下降波で1つの周期を形成すると言う考え方です。
5つの上昇波とは、「上▶︎下▶︎上▶︎下▶︎上」と言った
「上昇の小トレンド3つ」と、「二次的調整トレンドの下降の小トレンド2つ」で形成されています。
3つの下降波も同じで、「下▶︎上▶︎下」と言ったジグザグを描きながら落ちていきます。
もっと具体的な話をします。
上昇5波の図を見てください。
必ずしも、綺麗な5波ではなく、1波ずつノイズが乗っていて、どこからどこまでが「1波」「2波」「3波」「4波」「5波」なのかは、経験を積まなければ判断が非常に難しいです。
エリオット波動にも、相場と同じでコレと言った正解はありません。
下図は、上昇5波・下降3波の例です。
コレが、相場では1つのサイクルになります。
大なり小なり、こう言ったサイクルを作りながら相場は動いています。
FX初心者の方は、こう言ったサイクルを意識して相場に向き合いましょう。
エリオット波動の原則
エリオット波動には、正解はないものの定義づけられているので紹介します。
【エリオット波動の原則】
1:「3波」が「1波」「3波」「5波」の中で最も短くなることはない。
2:「2波」は「1波」の開始値を下回ることはない。
3:「4波」は「1波」の高値を割る事はない。
上図の通りです。
しかし、実際の相場とは異なるのでエリオット波動についてお見せします。
こんな感じです。
コレに関しては、個人的な見解ですが「1波」「2波」を完成させて「3波」を作りに行く途中なのではないかなと思っています。
一見5波目を作りに行っているように見えますが、こう言う分かりやすいものには十分注意が必要です。コレに関しては、経験しかないのでFX初心者に関しては、しっかり経験を積んで見極めれるようになりましょう。
以下が、エリオット波動に関しての注意点です。
・エリオット波動は群衆心理から偶然できるものであって、原則を満たせば必ずエリオット波動だと言う根拠にはならない事
注意点を頭に入れながら、エリオット波動を意識すると、心強い武器になりますので有効活用できるように、選球眼を養いましょう。